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日常的に緑茶を飲めば、認知症の発症率が下がる

東北大学医学研究科において興味深い研究が行われています。

緑茶を1日2杯以上飲むと認知症の発症率が54%下がる

次のグラフをご覧ください。

緑茶(お茶)、紅茶、コーヒーの3種類の飲み物を、1週間に3杯以下しか飲まないグループ(赤)、1周間に4杯〜1日2杯飲むグループ(青)、1日2杯以上飲むグループ(緑)の3つのグループに分けて認知症を発症した確率をオッズ式で示したデータです。

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出展:東北大学大学院医学研究科

このデータを見ると、緑茶を飲むグループにおいては、日常的に飲むグループほど認知症の発症率が下がっていることがわかります。

こちらのデータは2002年に、70歳以上の仙台市鶴ヶ谷地区に居住する方全員に当たる2730人を対象としたものですので、統計上の偏りが出ないように飲酒、喫煙、うつ状態などの生活習慣や健康状態を元に最終的な調査対象を1003名に絞って行われました。

日本ではアルツハイマー病による認知症が欧米に比べて少ない

実はまだアルツハイマーの原因になるものは正確に特定はされておらず未だ研究中という状況です。しかし、日本におけるアルツハイマー認知症は、欧米よりも少ないということはわかっているそうです。

可能性として、緑茶に含まれるマクロファージと言われる免疫細胞を活性化させる「エピガロカテキンガレート(EGCG)」が有効な成分として作用しているのではないかと考えられています。

実際、東北大学の調査においても、紅茶やコーヒーと比べて緑茶だけが顕著に認知症に影響があるというデータが示されています。

ダウン症患者の認知能力向上にも緑茶が貢献

こちらは、英医学専門誌「ランセット・ニューロロジー(Lancet Neurology)」に掲載された論文で発表された内容です。

論文によると「緑茶に含まれている化合物「没食子酸塩エピガロカテキン」によって、脳の神経細胞の接続方法に改変が起きたことが明らかになった」とされています。難しい単語が並びますが、カテキンの一種がシナプスなどの脳細胞の働きを改善していることがわかったそうです。

実際、カテキンが含まれる緑茶サプリメントをグループと、プラセボ(偽薬)を飲ませたグループにおいて、オンラインクイズなどによって認知能力を計測したところ、著しく緑茶サプリメントを摂取したグループが評価が高くなったそう。

現在緑茶が簡単に摂取できるサプリを作ってます

実はこの記事を書いているのには理由があります。毎日、緑茶を飲むことは習慣化するのは難しいという方がいらっしゃると思います。そこで当社では、毎日気軽にお茶の粉末を摂取できるように抹茶入りサプリメントを開発しています。

現在、販売ページは準備中ですが、次のような商品が既に出来上がっております。

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20粒入りサンプルが1000円(税込/送料無料)、90粒入が3800円となります。

もしご関心のある方はお問い合わせ下さい。
お問い合わせは、info@kitani-s.com までご連絡ください。


宇治茶 木谷製茶場
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